ジェイコブソンの基本的な弛緩方法
反らせた手首を元の位置にもどしていくとき、動く感じ、
動かす感じがありますが、これはとりあえず無視し、
もどすにつれて生じる弛緩感を味わいます。
次に前の半分程度まで反らせ、やはり緊張感があるのを確認してから、
手首の力を抜きながら弛緩感を味わっていきます。
さらに、手首をほんのわずかだけ
反らせただけでも緊張感は味わえるので、
それを確認してから、力を十分に抜きながら
弛緩感を明確化していきます。
そしてさらに、手首を動かさないまま、
反らせるために入れたのと似た力を入れてみます。
動かさなくても動かしたときと同様の筋緊張の感じが出てくるので、
それを明確化した後、入れていた力を抜きながら、
それにつれて緊張の弛んでいく感じを味わいます。
力をさらに抜いていくにつれて、弛緩感も一層深まっていくでしょう。
このようにして十分に力を抜ききったところで
弛緩も完全なものになるというので、
ジェイコビソンはこれを「完全弛緩」と名づけたのです。
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