心理的な緊張が弛むと楽になる
勝手に入ってくる緊張や動きは、
当人の意識には上がらないものです。
以前はこれを生理・神経的な急速興奮によるものと考えたこともありますが、
興奮させた神経刺激は結局、生理的原因とはいえませんでした。
本人自身の意識には上がらない努力によるものとみるほかありません。
すなわち、意識しないまま、自分でそうしているだけのことですから、
それもやはり本人の動作の一つというわけです。
しかも、この種の緊張や動作はここ一番という大切な場面を
台無しにしてしまうことがあります。
こうした緊張や動作が心理的なものであるということは
理解されるようになりました。
しかし、それに対する処置としては、こころを安静にする、
精神を落ち着かせる、精神統一する、迷いの根源を絶つなどのように
説教じみた言葉が羅列されるだけで本人任せで放置されていました。
ところが最近よい調べてみると、
このように勝手に入ってしまう緊張や動きも、
肩凝りや四十肩、五十肩などの同様、体のある部位ないし局部に
その人特有の緊張傾向として存在しているもので、
それを十分に弛めると、勝手に入ってしまう緊張から
思いがけなく自由になったという例がいくつも出てきました。
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