慢性的な緊張の位置を見つける
まず、上げられる最小限の力、すなわち微緊張で右肩を
ゆっくり静かにあげていくと課題です。
上げるにつれて、肩を中心にした周辺の感じが
だんだんよくわかるようになると同時に、
それが徐々に変化していくのも感じられるようになります。
右肩をあげるにつれてだんだん力が入ってくるので、
元の微緊張にもどすように緊張を弛めながら、
さらに肩挙げを進めていきます。
微緊張を維持しながら、さらに肩をあげていくと、抵抗が現れますが、
その抵抗はそれまでとは違う突っ張りか痛みの感じを伴っています。
それに対抗しようと力を入れたくなって、
ついつい余計に緊張してしまいがちですが、
そこを頑張って、うんと脱力した微緊張のままさらにあげていくと、
そこではっきりした痛みの感じが現れます。
この突っ張りや痛みの感じが出たところが、
実はこの肩挙げコース内に居すわっている習慣性ないし
慢性的な緊張の位置なのです。
そこであげていく力を停止します。抜くのでも弛めるのでもなく、
また後もどりするのでもなく、その位置で、あげてきた力のまま停止するのです。
停止したまま、その痛みに注意を向けてしばらくすると、
その痛みの感じがジワーと変質してくるのがわかります。
そのままなお注意を向けていると、
さきほどまでの痛みの感じはだんだん軽減して、
一種の残効の後、消え去ってしまうのが普通です。
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