2012年6月2日土曜日

日常のストレスは、あるところに偏って溜まります。

上肢には日常生活のさまざまなストレスが集まる

動作という視点からすれば、上肢というのは、
腕の付け根から肘、手首を経て手掌、手指全部を含む腕全体です。


日常生活に必要なあらゆる作業はすべてこの手を含む
上肢の動作無には成り立たないといていいでしょう。
それだけにこの部分は日常生活におけるありと
あらゆる喜怒哀楽にかかわっています。その手や腕の活動によって、
さまざまなストレスに対処し、処理・解消しているのです。

もちろん、それを適切に処理しきれないこともあるでしょう。
そんな時は、不当な緊張が手腕部分に現れやすくなります。
たとえば、四十肩、肘の痛み、手首の特異な屈げや反らし、
指の変形などがそれにあたります。

肩まわりの緊張は肩の付け根で隣接する肩凝りとなって常習化したり、
頸の痛みとなって現れたり、頸や肩の緊張は、背中の緊張を経て、
腰痛の元となる腰まわりの緊張にまで及んだりもします。

こうした不当な緊張は、それがまたさまざまな他の身体的障害を生じかねないので、
気がついたらなるべく早期に軽減・解消することが大切です。
しかし、あまりに日常的で習慣化されているため、
それと気づかなかったり、それが当たり前とされることもあって、
だんだん重度化してしまうこともあります。

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