ストレスをからだに転化してきた自分に気づく
筋の突っ張りや凝り、痛みなどの感じに悩むのは、
それが筋の過剰な緊張や不当な動き、偏った姿勢などのためのです。
しかも、それは本人自身がストレスや
フラストレーションからの逃避の手段として
自分の体を犠牲にしてきた結果なのですから、
自分の体に対するそんなやり方を改めなければならないのは当然です。
そのためには、これまで無視し続けてきた自分の体にあらためて
注意を向けなければなりません。
自分の体のさまざまな部位・局部など、すみずみの体の感じ、
気持ちによって変化するデリケートな筋の緊張の状況、
自分が体を動かし・動くプロセス全体の感覚、自体軸や姿勢などに
気を配って立ったり歩いたりする感じなどを、
まず体験し直すことが必要です。
こうして自分の体に注意を向け、緊張や動きの感じが実感として
体験できるようになるにつれて、それまでわからなかった
自分の体の不当な緊張の状態や無理な動き、
偏った姿勢などにも気づくようになっています。
さらに、日常生活における悩みや困難をそうした不当な緊張や動きに
無理矢理転化してきた状況も理解でき始めるようになります。
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