2012年6月2日土曜日

自ら働きかけてからだとの関係を変化させましょう。

自ら働きかけてからだとの関係を変化させる

生活上の問題や困難をいくら気づき、理解できても、
自らの体へ転化し、不当に緊張させることで辛うじてこころの安定を
維持してきた本人自身の生きざま、身の処し方まで、
そんなに簡単に変化することはないのが普通だからです。

誰しもが陥りやすいこのような奇妙な生き方、無理なしのぎ肩は、
不当かつ強固に習慣化されています。意識に上らないので、
本人にさえそれほど明確にはわかりません。


しかも、体のその部位、その局所、
あるいは全身に現れる筋の緊張や関節の動きが、
あたかも生理現象と間違えるほど身体化し、さらには慢性化して、
筋・骨格系の現実の変形や傷害まで引き起こすことがあります。

こうしたこころの持ち方と当人の体の間のきわめて特異な関係、
主体と体の間の関係を変えるためには、
何よりもまず主体の側から体へ働きかけることによって、
これまでの関係を変化させていくほかありません。

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