こころの働きがなければリラックスできない
自分の体が楽になっている、全身がすっかりリラックスしている、
体のある部位・筋群が弛緩している、温かくて気持ちのいい場面にいる、
自分自身がリラックスしている、という体験をすることがあります。
しかも、それらがたんなる軽い感じというだけではなく、
本当の確かな実感として体験できることもあります。
しかも、こころの中で自分の体の筋群が弛緩しているという
主観的なイメージを体験するだけで、
それに対応した筋群が弛緩してくることもあります。
このように弛緩のイメージが実際に
生理的な筋弛緩を生じさせることがあるので、
「こころがリラックスさせる」という
考えを生み出す根拠ともなっているのです。
ここで問題を取り上げると、こころがそれ自体リラックスするということを
示すものではないから、自分の体をリラックスしているという
体の感じも体験できるものではありません。
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